移住してから感じること「仕事と生活」
僕の移住先である岡山県、上山では朝に素敵な雲海が見えます
最近はこの雲海の写真を撮りに朝出かけるのが楽しみです。
さて今回は、「移住前から考えていて、移住してからよく感じること」について書きました。
ざっくりいうと、仕事と生活について
どういうことかというと、ここに移住して来てから仕事と生活の境界線がなくなっているように感じるのです。(まだまだ”仕事”と言えるほどのことができていないからかもしれませんが・・・)
そして、それをとても心地よく感じています。
それはなぜか
今のくらしでは
生活の中に仕事があり、生活のための仕事である
からだと思うのです。
いいかえると、自分の時間をいつも生きているとでも言えるでしょうか。
文字にするとどこか当たり前のことのようで、よく伝らないかもしれませんが、僕にとってこの状態はものすごく相性がいいのです。
では、移住する前はどうだったのかというと、ほとんど真逆のようだった気がします。
仕事と生活は区別されており、仕事のために生活がある
自分の時間ではなく会社の時間が、1日の起きている時間のほぼ全てを占めている
そんな状態でした
会社勤めをしていた頃の生活は
朝起きて、会社に行く準備をして、1日働き、家に帰って翌日の準備をして眠る
それを5日繰り返し、休みの日は、自分の本当にしたいことに時間をつかえる日もあれば、仕事の勉強に1日を費やす日もありました
そしてこのサイクルを回していく日々でした
僕は別にこのくらし方を否定したいわけではありません
おそらく多くのサラリーマンの方、特に新人社員の方はこのような生活なのではないでしょうか。
そしてこのくらし方が気に入っている方もいるのだと思います。
それならそれでいいのです
でも僕はこのくらし方に違和感があったのです。
それはなぜか
きっと、このくらし方の目的を自分なりに持てていなかったからだと思います。
つまり、「なぜこの会社に勤め、このようなくらし方をしているのか」という質問に対し、自分で納得のいく答えが持てていなかったのです。
「仕事」はあくまで「生活」の手段であり、「仕事」そのものは生活の目的ではないと思います。
目的の持てていない手段にばかり時間をとられ、仕事の中に目的を見つけようとしても自分で納得できなかった。
そして違和感が大きくなり、やがては移住につながったのです。
最初にも述べた通り、今のくらし方は
生活の中に仕事があり、生活のための仕事をしている
そんなくらし方です。
最近では少しずつ、自分のくらし方の目的も見えてきて、いわゆる”仕事”もその目的に沿うようになってきている気がします。
僕の今のくらしの目的は、本当に価値があると思えるものを残していくことです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、自分がただ価値のあると思えるものに出会いたい、触れていたいという思いがあるからこそ、こういった目的になるのだと思います。
僕が移住したのは、上山という地に価値を感じたから
そしてその価値を残したい、高めたいという思いを持って、そのための仕事をすることができている。
例えば棚田を再生することもそのうちのひとつです。
想いを行動に移すことができ、それが仕事になり、生きていくことができれば、とても幸せなことだと思います。
そしてそれは、誰にでもできる可能性のあることだとも思うのです。
こんな風に仕事と生活が溶け合って、どちらも楽しんでいける
そういう人生になってきているし、これからもそうであってほしいと、ここ数日で強く思ったので記事にしました。
どうも、今回もお読みいただき、ありがとうございます。